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アンチエイジング!更年期世代の健康情報

美白化粧品とは

シミが目立ってくるとあわてて美白化粧品でケアを始めるという人が多いようです。

しかし、美白化粧品はこれからつくられるメラニン色素を減らすように働くものです。

できてしまったシミを漂白剤のように白くできるというわけではありません。

美白化粧品はシミができてからではなく、シミがつくられないように予防的に使うものと考えましょう。

予防的なものなので、美白化粧品は年間を通して顔全体に使った方がよいのです。

シミというと紫外線のイメージがあるため夏頃に美白化粧品のCMがぐんと増えますが、夏だけつかえばよいというものでもありません。

それをふまえて美白化粧品の選び方を考えてみましょう。
美白化粧品には化粧水、美容液、クリーム、パックなどさまざまなものがあり、なにを使えばよいか迷ってしまうかもしれません。

毎日、顔全体に使うものですから、軽いテクスチャーの美容液がよいでしょう。また価格的にも続けられる範囲のものを選びましょう。

短期的に使うと、美白マスクやシミの部分だけに使うスポット美容液もありますが、紫外線でできたシミをそれらの化粧品で薄くすることは難しいのです。実際にはシミの種類によってもケア方法は異なります。

老化の2つの流れ

50代も半ばを過ぎると、老化の2つの流れのいずれも最終段階に近づいてきます。

まず、「陽から陰へ」の流れについては、基礎体温が低く、その低温期が長くなり、カラダは冷えやすくなります。

日頃から基礎体温をつける習慣のある人なら、体温の上下の差がだんだん少なくなり、低温期が短くなったり、低温期も高温期も短いなど、低温期と高遠期ともに基礎体温が乱れ出すのがわかるでしょう。

そうなると、そろそろ閉経間近といえます。実際に閉経になると、基礎体温は低温期のみとなります。 女性はもともと筋肉量が男性よりも少ないため、冷えやすいといわれています。冷えは万病のもとです。とくに50代半ばを過ぎたら、冷え、つまり「陰」に対するケアを意識しておこなうようにしましょう。

・冷えない工夫をする

首や方、背中、おへそ回り、腰、膝、足首など、「冷え」が体内に入り込みやすい部分をふさぎ、温めるようにします。 夏であっても、外出時には羽織るものを持参するなど、冷房対策は忘れずに。

くれぐれも冷える場所で長時間過ごすことがないように気をつけてください。

食器を洗うときや掃除の際に、冷たい水をできるだけ使わないようにするなどの工夫も大切です。

お湯を使うと、手指から脂分がとられてカサカサしてしまうので、ビニール手袋をはめるなどして、直接お湯に触れないようにするのも一案です。

大げさにいえば、手に保湿クリームを塗って、そのうえに手袋をはめて、お湯で洗い物をすると、お湯の湿度でクリームが手になじみ、洗い物をしながら手のパックになります。また、寒い時期は、脱衣所やトイレに暖房を入れると、湯冷め対策になり、夜中トイレに起きても、冷えから逃れることができます。

・入浴、足浴

お風呂はシャワーですまさず、湯船につかり、カラダを温める効果のある入浴剤を使って、さらに効果を高めましょう。

入浴した後にすぐに足先が冷えて眠れないという場合は、寝る直前に熱めのお湯で足浴をすることもおすすめです。

眠気は、手足から熱が放散される課程で生じます。そのため、もともと外に出す熱がカラダにない場合は、なかなか眠りにつけなくなります。

熱いお湯で足浴して、手のひらや足の裏を暖かくして、すぐに床に入るようにすると、よい眠りの助けになります。

・カラダを温める食べ物をとる

この世代は、冷たいものや生ものを食べ過ぎると、体調が悪くなると感じることが多くなります。冷たいものや生ものはなるべく裂けて、野菜は火を通し、食事は温かいうちに食べるようにしましょう。

山椒やしょうがなど漢方薬にも含まれているカラダを温める作用がある薬味を料理に活用するのも効果的です。

更年期に効果のある栄養素|ホットフラッシュ対策

更年期症状は、女性ホルモンのエストロゲンの急激な低下が原因

頭痛がしたり、めまいが起こったり、関節の痛みや原因不明の皮膚のかゆみに悩まされたり、全身のあちこちに不調があらわれてくるのが更年期です。

 

内科や整形外科などさまざまな診療科を受診して、そのたびに医師から「からだに異常はない」といわれて落ち込んだり、不安になったり。

また、納得がいかずに次々と病院を渡り歩く人も少なくありません。

 

けれども、更年期にともなうほとんどの症状は、女性ホルモンのエストロゲンの急激な低下を背景にして起こるものです。

 

各科をいくつも受診するよりも、女性のからだをトータルに診てくれる婦人科を最初に尋ねてみるのが不調の解消、解決の早道です。

 

婦人科といえば、妊娠、出産を扱う科とか、婦人科の病気の治療にあたる科というイメージを持つ人が多いようですが、これは婦人科の役割の一部でしかありません。

 

女性のからだは、女性ホルモンの影響を受けて大きく変化していきますが、婦人科ではこうしたからだの変化を総合的にみて病気の治療や症状の改善にあたります。

 

更年期以降は骨粗しょう症や膣の乾燥、尿失禁などさまざまなトラブルが起こってきますから、婦人科とは一生のお付き合いになります。これを機にぜひ婦人科のかかり医をつくってください。

 

自分のからだをよく知ってくれる婦人科医がいるということは、なにかと心強いものです。何度か診察を受けるうちにちょっとしたからだの不安や日常的な健康管理まで気軽に相談できるようになるでしょう。

 

最近は、女性のからだと心の両面からきめこまかくみる女性外来や更年期外来などが増えています。

こうした科を掲げているクリニックや病院では、婦人科で扱う病気はもちろん、皮膚科、内科、整形外科、心の問題まで、更年期に起こりやすい病気や症状に対応してくれます。

 

多くは、患者の話をじっくり聞いて、そこから適切な治療をおこなう方法をとっていますから、さまざまな症状を医師にどう伝えてよいかわからないときも、気軽に相談することができます。

 

病院選びの第一歩は、まず更年期の治療に力を入れている婦人科を探すことからはじまります。女性外来、更年期外来などの看板も目安になりますが、そうした看板を掲げていなくても更年期の治療、相談をおこなうクリニックがたくさんあります。

 

事前に電話で問い合わせてみるよいでしょう。 主治医を選ぶ基準は、個人の価値観や医師との相性もあって一概にはいえませんが、受診した時に更年期に起こる不調はしかたがないことがから我慢しなさいといった対応をするところは避けたほうがよいでしょう。

 

辛い症状を緩和するための治療方針を積極的にたててくれて、患者の質問にもきちんと答えてくれる医師が理想的です。いろいろな情報を集めて、自分によいと思われるところを選びましょう。 (よい医師を選ぶためのポイント)

1、自分と相性がよく、気軽に相談しやすいか。

2、更年期障害のつらさや苦しさについて、わかろうとする姿勢が感じられるか。

3、検査の目的や症状、治療法をわかりやすく説明してくれるか。

4、質問したときに、めんどうがらずにきちんと答えられるか。

5、質問に応じてほかの専門科を紹介してくれるか。

更年期の時期の不調

更年期の時期の不調のあらわれ方は個人差があります。

 

不調を強く訴え、病院に行かなくてはならないほどつらい人がいる一方で、ほとんど不快な症状を感じないまま、閉経を迎える人もいます。

 

こうした個人差が生じる要因としては、1つにストレスがあげられます。ストレスが多いと更年期症状が強く出やすく、さらには更年期障害になりやすいといわれています。

 

40歳以上の世代は、子供の受験や就職、独立、夫との関係や最近では夫のリストラ問題、義父母や自分の両親の病気や介護といった自分だけでは解決できない様々な問題を抱えています。

 

また、自分自身のことについても、近所づきあいや友人関係、仕事を持つ女性であれば仕事の責任やプレッシャー、職場の人間関係などに頭を悩ませることもあるでしょう。

 

こうした環境要因と呼ばれるいろいろな問題がストレスになると、脳を通じて自律神経やホルモンにも影響を与え、体の変調につながります。

 

また、環境要因には、普段の生活が不規則だったり、食生活の乱れ、あるいは過労や睡眠不足といったことも含まれ、要因が過度になると症状を重くすると考えられています。 さらに、よく言われるのが、性格が与える影響です。

 

医学的には気質要因といい、几帳面で完璧主義の人が更年期障害になりやすいとされています。

 

反対に、もともとあまり物事を気にしない性質で前向きな思考の人は症状が出にくい傾向があります。 もちろん、耐えられないほどつらい症状で悩んでいる時に、前向きに考えること自体、なかなか難しいものです。

 

しかし、これは、ニワトリが先か、卵が先かの議論に似ていて神経質だったり、自分を追い込むタイプの人だからこそ、症状がつらくなり前向きになれば、さらに症状を悪化させるという負のスパイラルになりがちです。

 

もともと、そういう性格だから仕方がないなどとは思わずに、このスパイラルを断ち切るためにも完璧主義な人は抜くことを覚えるなど、40歳からの不調を逆手にとって自分自身を変えるきっかけにしましょう。

尿の回数に要注意

通常、人間の体は日中に活動して夜は休むようプログラムされています。

 

そのため排尿に関しても、夜はできるだけ尿を出さないようにと抗利尿ホルモンが分泌され、そのおかげで夜ぐっすりと眠れるのです。

 

しかし、加齢とともに抗利尿ホルモンが分泌の分泌が低下してくると、夜間にも尿が作られ、眠っていても尿意をもよおして目が覚めてしまうという事態が起こってきます。

 

しかし歳を取ればホルモンが減少するのは当たり前で、ある程度までは自然な生理現象として心配する必要はありません。

60歳以上の人なら、夜一回くらいトイレに起きるのは問題ないですが、これが2回、3回、あるいはそれ以上ともなれば話は別で、前立腺肥大症による夜間頻尿が考えられます。

夜中に5、6回もトイレに起きるという人がいますが、これでは熟睡できるはずもなく日常生活にも支障をきたします。

 

睡眠不足から体調を崩し、抵抗力が落ちて他の病気を併発してしまう危険も高くなります。

また、夕食時、辛いものやアルコールを取りすぎすと、前立腺が充血して腫れ、尿道への刺激が強くなり排尿回数が増すことがあります。夜間の気温の低下も頻尿の原因になるので注意が必要です。

 

ほかにも、尿意をもよおしてトイレに行っても排尿までに10秒以上かかったり(尿を出すまでの時間は若い人なら長くて2、3秒。50代で7.8秒くらいが目安)、尿の勢いが衰える、尿線が途切れる、排尿し終わるまでに時間がかかる(約30秒以内ならば正常)など、排尿困難 といえる様々な症状が見られます。

そのうえ、尿がなかなかでないからと行って必要以上にりきんでしまい、脱腸や脱肛にまで症状が及んでしまうケースもでてきます。

 

次のような症状が2つ以上ある人は医師の診察を受けましょう。

・排尿後、2時間以内にまたトイレに行きたくなる
・特に夜間の排尿回数が増えた
・尿が細くなった
・尿の勢いが亡くなった
・尿線が切れる
・最初のオシッコを出すまでに時間がかかる
・排尿に30秒以上かかる

更年期のめまい

めまいは、もともと女性に多くみられる症状ですが、更年期になると、めまいを訴える女性はさらに増えます。

 

壁や天井がくるくる回るように感じる回転性のめまいと、からだがフワフワ浮いているように感じる浮動性のめまいがあり、更年期に多いのは、後者の浮動性のめまいです。

 

おもな原因は、自律神経の乱れによるもので、疲労や睡眠不足、精神的ストレスなどが引き金になったりします。

 

更年期では脳の動脈硬化がすすみ、血液の流れが悪くなることも一因。症状がつよくなれば、とくに治療の必要はありません。

 

時期がくれば、たいていは自然におさまってきます。 メニエール病や内耳の病気でも現れます。その疑いがある場合は耳鼻科を受診しますが、できれば専門のめまい外来などがよいでしょう。

 

高血圧症や脳腫瘍、脳梗塞でも現れるので注意を。 ほかに病気がなく、更年期の症状としてのめまいであれば、ストレスなどわかっている原因を取り除くことを基本にしながら精神安定剤や自律神経調整剤、抗めまい薬、漢方薬などによる治療がおこなわれます。

 

めまいが起きているあいだは、イスに腰掛けるか、横になるなど安静にしておさまるのを待ちます。浮動性のめまいは、からだの位置を急に変えたときに起こりやすいので、立ち上がる際にはゆっくりと。

 

日頃から軽い運動を心がけるなどして、からだの位置を変えることに対応できるよう、からだを慣らしておくことも大切です。

更年期と耳なりの関係

激しい運動をしたあとに、耳の奥の方でドクンドクンという音が聞こえることがあります。

これは一種の聴覚異常で 心配のないものですが、これに対して更年期にみられる耳鳴りの多くは、とくになにかしたわけではないのに、耳の中でキーンとかジーンといった音が聞こえる状態です。

症状が比較的軽いのが特徴で、自律神経失調症のひとつの症状といえます。人にもよりますが、周囲が静かになる夜間などに感じることが多いようです。

更年期の耳鳴りであれば、とくに治療は必要ありませんが、心配で落ち着かないようなら一度検査を受けてみましょう。

病気でないとわかったとたん、気にならなくなったという人もいます。 また、音楽を聴くなど注意をほかに向けると気にならなくなる人もいるようです。

ただし、急に大きな耳鳴りがしたり、めまいや難聴をともなう場合には、ほかの病気を疑ってまず耳鼻科を受診しましょう。

メニエール病や中耳炎、脳腫瘍などでも耳鳴りが起こるので念のため受診しましょう。

腎臓病の治療薬の副作用などが原因に なることもあります。 また、更年期になると、なんのきっかけもなく突発性に聞こえが悪くな突発性難聴にかかる人が増えます。

耳鳴りがその一症状として現れることもあり、ほかに耳がつまった感じのする耳閉感、ときに、めまいや吐き気をともないます。

突発性難聴は、できるだけ早くに治療を開始すれば、難聴をほとんど残さずに治ることもあるので、早期の診断が大切です。

軽い難聴はきづきにくいものですが、片方ずつ耳をふさいで聞こえ方をチェックすればわかります。ホットフラッシュを治す方法