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手足や腰の冷え

手足や腰の冷えは、女性に多くみられる症状ですが、一説によると思春期以降の女性の半数は、冷えの悩みを抱えているといわれます。

更年期になると、冷えを訴えるケースがさらに増えてくるわけですが、ほてりやのぼせをともなうことが多いのが特徴です。

また一般に若いときから冷え性で悩んでいた人ほど更年期に入って症状が強くなる傾向があります。 これは、自律神経の失調がおもな原因です。

その結果、抹消の血管が必要以上に収縮し、血液の循環が悪くなるために起こります。

冷え症は、貧血や低血圧、心臓病、甲状腺機能低下症などが原因となって生じることもあります。

また、レイノー病による冷えもあります。これは、寒冷にさらされたり、精神的な緊張がきっかけとなって、一時的に手足の血行障害を起こすもので、比較的やせた女性に多くみられます。

冷えそのものは、病気というわけではありませんが、頭痛や肩こり、下痢、腰痛、不眠、肌荒れ、月経痛、月経不順などの症状を引き起こします。

また、冷え性が膀胱炎や間接リウマチなどの病気につながることもあります。

たかが冷えとがまんせずに積極的にセルフケアをおこなって、冷えを改善していきましょう。 症状が強くてつらい場合は、婦人かを受診しましょう。

治療は、自律神経調整剤やビタミンE剤の投与、HRT(ホルモン補充療法)、漢方治療などがおこなわれます。
改善方法として4つご紹介します。

①こまめにからだを動かす

前進の血行をよくして、新陳代謝を活発にすることが大切です。日常生活では、適度な運動を欠かさないようにしましょう。運動をする時間がなくても、駅まで歩く、エレベーターは避けて階段を上がるといった、こまめにからだを動かす工夫を習慣づけるだけでも効果があります。

②野菜はからだをあたためる種類を選ぶ

食生活では、不足すると血行が悪くなるビタミンEや鉄分を豊富に含む食品を多くとります。ビタミンEは植物油や野菜に、鉄分はレバーやほうれん草などに多く含まれています。またからだを冷やす果物や生野菜は控え、にんにくやにら、ねぎなど、からだをあたためる野菜を多くとりましょう。

③入浴と足浴が効きめ大

夏でも、バスタブにつかって体をあたため血行を促します。ぬるめのお湯にみぞおちまで入り、ゆっくりつかる半身浴なら、からだが芯からホカホカしてきて効果的です。また、熱めのお湯に足だけつかる足浴もおすすめ。 服を着たまま気軽にできてからだ全体があたたまります。

④衣類にも工夫を

からだを締め付けると血行が悪くなるので、きつい下着や衣服は避け、からだに心地よくフィットしたデザインのものを選びましょう。血行を促す効果のある遠赤外線を利用した靴下や下着なども市販されているのでためしてみましょう。また、ふくらはぎを締め付けるようなロングブーツや、かかとの高い靴なども血行を悪くするので気をつけましょう。