いくぜ更年期と糖尿病対策!

アンチエイジング!更年期世代の健康情報

更年期のめまい

めまいは、もともと女性に多くみられる症状ですが、更年期になると、めまいを訴える女性はさらに増えます。

 

壁や天井がくるくる回るように感じる回転性のめまいと、からだがフワフワ浮いているように感じる浮動性のめまいがあり、更年期に多いのは、後者の浮動性のめまいです。

 

おもな原因は、自律神経の乱れによるもので、疲労や睡眠不足、精神的ストレスなどが引き金になったりします。

 

更年期では脳の動脈硬化がすすみ、血液の流れが悪くなることも一因。症状がつよくなれば、とくに治療の必要はありません。

 

時期がくれば、たいていは自然におさまってきます。 メニエール病や内耳の病気でも現れます。その疑いがある場合は耳鼻科を受診しますが、できれば専門のめまい外来などがよいでしょう。

 

高血圧症や脳腫瘍、脳梗塞でも現れるので注意を。 ほかに病気がなく、更年期の症状としてのめまいであれば、ストレスなどわかっている原因を取り除くことを基本にしながら精神安定剤や自律神経調整剤、抗めまい薬、漢方薬などによる治療がおこなわれます。

 

めまいが起きているあいだは、イスに腰掛けるか、横になるなど安静にしておさまるのを待ちます。浮動性のめまいは、からだの位置を急に変えたときに起こりやすいので、立ち上がる際にはゆっくりと。

 

日頃から軽い運動を心がけるなどして、からだの位置を変えることに対応できるよう、からだを慣らしておくことも大切です。