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尿の回数に要注意

通常、人間の体は日中に活動して夜は休むようプログラムされています。

 

そのため排尿に関しても、夜はできるだけ尿を出さないようにと抗利尿ホルモンが分泌され、そのおかげで夜ぐっすりと眠れるのです。

 

しかし、加齢とともに抗利尿ホルモンが分泌の分泌が低下してくると、夜間にも尿が作られ、眠っていても尿意をもよおして目が覚めてしまうという事態が起こってきます。

 

しかし歳を取ればホルモンが減少するのは当たり前で、ある程度までは自然な生理現象として心配する必要はありません。

60歳以上の人なら、夜一回くらいトイレに起きるのは問題ないですが、これが2回、3回、あるいはそれ以上ともなれば話は別で、前立腺肥大症による夜間頻尿が考えられます。

夜中に5、6回もトイレに起きるという人がいますが、これでは熟睡できるはずもなく日常生活にも支障をきたします。

 

睡眠不足から体調を崩し、抵抗力が落ちて他の病気を併発してしまう危険も高くなります。

また、夕食時、辛いものやアルコールを取りすぎすと、前立腺が充血して腫れ、尿道への刺激が強くなり排尿回数が増すことがあります。夜間の気温の低下も頻尿の原因になるので注意が必要です。

 

ほかにも、尿意をもよおしてトイレに行っても排尿までに10秒以上かかったり(尿を出すまでの時間は若い人なら長くて2、3秒。50代で7.8秒くらいが目安)、尿の勢いが衰える、尿線が途切れる、排尿し終わるまでに時間がかかる(約30秒以内ならば正常)など、排尿困難 といえる様々な症状が見られます。

そのうえ、尿がなかなかでないからと行って必要以上にりきんでしまい、脱腸や脱肛にまで症状が及んでしまうケースもでてきます。

 

次のような症状が2つ以上ある人は医師の診察を受けましょう。

・排尿後、2時間以内にまたトイレに行きたくなる
・特に夜間の排尿回数が増えた
・尿が細くなった
・尿の勢いが亡くなった
・尿線が切れる
・最初のオシッコを出すまでに時間がかかる
・排尿に30秒以上かかる