いくぜ更年期と糖尿病対策!

アンチエイジング!更年期世代の健康情報

老化の2つの流れ

50代も半ばを過ぎると、老化の2つの流れのいずれも最終段階に近づいてきます。

まず、「陽から陰へ」の流れについては、基礎体温が低く、その低温期が長くなり、カラダは冷えやすくなります。

日頃から基礎体温をつける習慣のある人なら、体温の上下の差がだんだん少なくなり、低温期が短くなったり、低温期も高温期も短いなど、低温期と高遠期ともに基礎体温が乱れ出すのがわかるでしょう。

そうなると、そろそろ閉経間近といえます。実際に閉経になると、基礎体温は低温期のみとなります。 女性はもともと筋肉量が男性よりも少ないため、冷えやすいといわれています。冷えは万病のもとです。とくに50代半ばを過ぎたら、冷え、つまり「陰」に対するケアを意識しておこなうようにしましょう。

・冷えない工夫をする

首や方、背中、おへそ回り、腰、膝、足首など、「冷え」が体内に入り込みやすい部分をふさぎ、温めるようにします。 夏であっても、外出時には羽織るものを持参するなど、冷房対策は忘れずに。

くれぐれも冷える場所で長時間過ごすことがないように気をつけてください。

食器を洗うときや掃除の際に、冷たい水をできるだけ使わないようにするなどの工夫も大切です。

お湯を使うと、手指から脂分がとられてカサカサしてしまうので、ビニール手袋をはめるなどして、直接お湯に触れないようにするのも一案です。

大げさにいえば、手に保湿クリームを塗って、そのうえに手袋をはめて、お湯で洗い物をすると、お湯の湿度でクリームが手になじみ、洗い物をしながら手のパックになります。また、寒い時期は、脱衣所やトイレに暖房を入れると、湯冷め対策になり、夜中トイレに起きても、冷えから逃れることができます。

・入浴、足浴

お風呂はシャワーですまさず、湯船につかり、カラダを温める効果のある入浴剤を使って、さらに効果を高めましょう。

入浴した後にすぐに足先が冷えて眠れないという場合は、寝る直前に熱めのお湯で足浴をすることもおすすめです。

眠気は、手足から熱が放散される課程で生じます。そのため、もともと外に出す熱がカラダにない場合は、なかなか眠りにつけなくなります。

熱いお湯で足浴して、手のひらや足の裏を暖かくして、すぐに床に入るようにすると、よい眠りの助けになります。

・カラダを温める食べ物をとる

この世代は、冷たいものや生ものを食べ過ぎると、体調が悪くなると感じることが多くなります。冷たいものや生ものはなるべく裂けて、野菜は火を通し、食事は温かいうちに食べるようにしましょう。

山椒やしょうがなど漢方薬にも含まれているカラダを温める作用がある薬味を料理に活用するのも効果的です。

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